「暑さをビジネス」に?|令和の夏商戦は春から始まる

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どうもかんだです。
今日は「夏商戦の前倒し」について書きたいと思います。

今回いちばん大事な結論から書きますね。
「夏商戦はもう6〜8月のものじゃなくて、3月〜10月まで続く”長い夏”になっている」ということなんです。

温暖化で日本の夏が年々長く・暑くなったぶん、暑さ対策グッズの需要も前後にぐーんと伸びています。
だから企業は「夏が来てから売る」んじゃなくて「春から仕掛ける」のが当たり前になってきた。
暑さをリスクじゃなくて、大きなビジネスチャンスとして捉える時代になったんだと思います。

「え、まだ5月なのにもう夏物?」と感じた経験はありませんか?
あれ、企業側はちゃんと狙ってやってるんですよね。

目次

なぜ「夏商戦の前倒し」が起きているのか?

5月なのに30℃を超える日本

そもそもの大前提として、日本の夏が「早く・長く・暑く」なっています。
最近は5月の時点で30℃を超える日も珍しくなくなってきました。

気温が25℃を超えると、蚊やゴキブリといった虫が一気に活発になるそうです。
その影響で、ある年は殺虫剤の売上が前週比(=その前の週と比べた数字のこと)で55%も増えたというデータもあるんです。
しかも温暖化でゴキブリの生息域が北へ広がっていて、これまであまり売れなかった北海道でも殺虫剤が動き始めているとのこと。
気候が変わると、人の買い物も変わるんだなぁと改めて感じます。

例年より早く売れ始めている「暑さ対策商品」

具体的に、どんなものが早めに動いているのか。
代表的なのはこのあたりです。

  • 虫よけスプレー・蚊取り線香・ゴキブリ対策用品
  • 麦茶・スポーツドリンク・そうめん
  • 冷感ウェア・日焼け対策グッズ

もっと簡単にいうと、「夏に使うものが、まだ春のうちから売れ出している」という状態なんです。
季節が前にズレてきている感覚、と言ったほうがわかりやすいかもしれません。

各社の「前倒し戦略」を見てみる

ここからが面白いところで、各社がどう動いているか具体例を見てみます。

アパレル勢は「3月から夏物」

例1:ワークマン

なんと3月から夏物の販売をスタートしています。
看板商品の冷却ベストが大人気で、昨年は品切れが続出。
その反省を活かして、今年は生産量を2.5倍に増やしたそうです。
「売れすぎて困った」を次の年にちゃんと活かす、この動きはさすがだなと思います。

例2:ユニクロ/ファミリーマート

ユニクロはUVカット商品(紫外線をカットしてくれる衣類のこと)やサングラスを強化。
ファミリーマートは夏向けTシャツを発売しています。
コンビニがTシャツを売る時代、というのもなかなか面白いですよね。

コンビニ勢の「意外な発見」

個人的にいちばん「へぇ〜」となったのがコンビニの話です。
ローソンの調査によると、もともとは「暑いと人は外出しなくなる」と思われていたそうなんです。

ところが実際は逆で、猛暑日には客数が約7%も増えていたとのこと。
理由はシンプルで、通勤する人は暑くても出勤するし、喉が渇くから飲み物を買いにコンビニへ寄る、という流れなんですね。
「暑いと客が減る」という思い込みが、データでひっくり返された良い例だと思います。

そこでローソンは、日焼け止め・汗ふきシート・日傘・携帯扇風機といった暑さ対策商品の数を、前年より50%増やしています。
「思い込みじゃなくて数字で判断する」って、やっぱり大事なんだなと。

イオンの「涼しい避難所」作戦

イオンの戦略もうまいんです。
猛暑を逆手にとって、冷房の効いた店内を「涼しい避難所」として地域の人に開放しているんですね。

しかも来店するとポイントがもらえるキャンペーンまでセットにしている。
「暑くてどこか涼みたい」という気持ちを、そのまま来店動機に変えてしまう。
暑さを「お店に来てもらう理由」に変換しているのが、本当に上手だなと思います。

マーケターとして

ここまで読んで、自分がいちばん大事だと思ったのはここなんです。
この記事は単なる「猛暑の話」じゃなくて、「気候変動で日本人の行動が変わり、その変化で儲かる企業が増えている」という話だということ。

WEBマーケティングでも、まったく同じことが言えると思います。
暑さ対策・UV対策・熱中症対策・節電・冷感グッズ。
こういった需要は、これからさらに長い期間続く可能性が高いんですよね。

そこで自分が意識したいのは、この2つです。

1. 季節キーワードは「春から仕掛ける」

季節キーワード(=その季節に検索が増える言葉のこと。例「日焼け止め おすすめ」など)は、夏に入ってから対策しても遅いんです。
検索が伸びる頃には、もうライバルが上位を取っている。
だからこそ「夏前」じゃなくて「春から」コンテンツを準備しておくのが効いてくると思います。

2. 「暑さ=リスク」じゃなく「チャンス」で考える

ローソンの例のように、「暑いと客が減る」みたいな思い込みは一度疑ってみる。
自分の業種だと「暑さ」はどう追い風にできるか?
そうやって発想を切り替えるだけで、打ち手はけっこう変わってくるんじゃないかと思います。

まとめ

今回は「夏商戦の前倒し」について書いてみました。
ポイントを整理するとこんな感じです。

  • 日本の夏が長く暑くなり、暑さ対策商品の市場が急拡大している
  • 殺虫剤・麦茶・冷感ウェアなどが例年より早く売れ始めている
  • 企業は「猛暑はチャンス」と捉え、3月から夏商戦を始める時代になった

昔は「夏商戦=6〜8月」でした。
でも今は「3月〜10月まで続く長い夏商戦」に変わっている。
気候が変われば人の行動が変わり、人の行動が変われば売り方も変わる。
当たり前のようで、つい見落としがちなことだなと思います。

自分も「季節モノは春から仕掛ける」を、今年はちゃんと意識してやってみようと思います。
それではまた。

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この記事を書いた人

仕事はマーケター。
プライベートでは二人の息子のパパとして家族との時間を大切にしています。
趣味はTVゲームで、オンとオフのバランスを取りながら、常に成長を目指して日々を過ごしています。

※このブログはかんだ@マーケターのただの日記です。

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