こんばんはダンク神田です。
10月も今日で終わりで明日から11月ですね。街も風景も年末に向けて独特のにぎわいある雰囲気が出てきました。わたしはこの雰囲気が結構好きです。
みなさん「砂浜美術館」ご存じですか?
砂浜美術館とは、高知県の黒潮町にある読んで字のごとく「砂浜」の美術館です。「美術館」という建物がなく、全長4kmの砂浜を美術館にしたアイデアビジネスです。
■砂浜美術館とは
私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。
ものの見方を変えると、いろいろな発想がわいてくる。4キロメートルの砂浜を頭の中で「美術館」にすることで、新しい創造力がわいてくる。
時代を少し動かせるのは、一人一人の小さな感性の集まり。砂浜が美術館だとすると
「美しい松原」が作品です。
沖に見える「くじら」が作品です。
卵を産みにくる「海亀」が作品です。
砂浜をはだしで走り、貝殻を探す「子どもたち」が作品です。
流れ着く「漂流物」が作品です。
波と風が砂浜にデザインする「模様」が作品です。
砂浜に残った「小鳥の足あと」が作品です。
作品は24時間・365日展示され、時の流れるままに変化します。
BGMは波の音、夜の照明は月の光・・・
(砂浜美術館公式サイトより)
考え方ひとつで人が集まり、そこに経済が生まれる
凄いです。何もない砂浜を美術館にして人を呼ぶという発想。
でも実際は感じ方次第の問題で、砂浜からはクジラが見えたりウミガメがいたり、鳥がいたりと実は自然の美術館だったということ。
ゴールデンウィークにはこの砂浜美術館に1000枚を超えるTシャツを飾り、Tシャツに描かれた写真やイラストを大自然とともに頼んでもらうという企画をされて、
なんと6日間で3万人の人が集まったらしいです。人を呼べることによってその地域は活性化されます。
「ただの砂浜」という見方では誰も来ないでしょう。アイデアひとつで人が集まる。つまりモノや技術、そして場所や文化には必ず価値があります、あとは伝え方の問題。
・その土地でしか味わえない魅力はないか?
・風景や食材、土地の文化などの魅力を発信できないか?
・ECショップは関東圏からアクセスが多いので逆に田舎を感じさせる売り方ができないか?
などなど
現代は高齢化社会になり若者は都会へと集まり、地方の経済はどんどん苦しくなっていくことが予想できます。でも地域だからこそできるオリジナルな商品、アイデアがあるはずです。
まとめダンク
当たり前になって気づいていない価値って凄く多い。見方次第で全てが宝物に見えるかも!
わたしも滋賀県の田舎育ちです。
観光地といえば隣の京都が有名ですが、わたしの町にも宝は必ずあるはずです。見つけたいな-。砂浜美術館を見てるとふとそんな気持ちになりました。
それではまた。
[browser-shot url=”http://www.sunabi.com/” width=”600″ height=”450″ target=”_blank”]高知県黒潮町「砂浜美術館」[/browser-shot]